『ウェット・ホット・アメリカン・サマー』缶詰は友達。キャンプは大変。

『ウェット・ホット・アメリカン・サマー』

Wet Hot American Summer
2001・米 デイビット・ウェイン

IMDb 6.7
Rotten Tomatoes 32%


あらすじ:キャンプももう終わりだけど、衛星が落ちてくる。

Netflixオリジナルで続編ドラマがあったので、原典である映画を見てみたらこっちのほうが混沌としていて面白い。
不条理なギャグは共通している。
しかし、ドラマのほうが前日譚なため、映画の不条理な設定に理由をつけてしまっていて、不要な真面目さが出てしまっていた。

キャスティングはどちらも豪華。
ドラマのほうがコメディとして優秀なのは、15年後に作られた前日譚なのに、15年たったそのままの姿で、若者を演じているのがすでに笑える。

映画は、時代設定は違うものの、若者は若者なのでそこの笑いどころはない。

切羽詰まったコメディシチュエーションよりも細かいギャグで笑わせる作品。『裸の銃を持つ男』などZAZ映画に通じるものがある。
ドラマ版でもあった、どう見ても飛び越えられる障害物に阻まれて焦りまくるギャグは何度見ても笑える。

↓ネタバレ感想↓
キャンプ最終日の一幕が移される。
終わりある時間のなかの様子というと『アメリカン・グラフィティ』が思い浮かぶ。多少雰囲気は共通しているものの、切なさとは無縁のおバカ展開が続く。
サマーキャンプの子供たちの様子と、運営の手伝いをするティーンたちの恋模様がメイン。

特にティーンたちの恋愛になかなか踏み出せなかったり、初体験にやきもきしたりするさまはそこそこ真面目に描かれていた。

ドラマ版は、実年齢は40歳近くの俳優たちが、初体験やら童貞がなんだ初潮がなんだと騒いている姿が大変面白かった。

映画版はそこそこ年齢に見合っているのでわりとフツーのドラマ要素になっている。

ティーンたちが集まって話している場面で、10年後にまた会おうと約束していた。
まさか当人たちも15年後にその約束が果たされるとは思いもよらなかったろう。
しかもなぜか前日譚の体で。

ゆるくはあるものの青春ものとしてのフォーマットを守りながらギャグをちりばめんているので退屈せず最後まで見れた。

ギャグも均等にちりばめられているのでそれなりに響くものがあるはず。

特に好きだったのは、
町に買い出しにいってヤクの売人に会っただけで、いつのまにかトレインスポッティングみたいな状況に陥って。いつのまにか何事もなく帰ってきている場面。

10秒後に落ち合おうと約束して、10秒後にすべての準備が整っているといったビジュアルや撮影方法で笑わせる場面も多くて楽しい。

しかしドラマ版と同じで、ジーンがうっかり変態発言をしてしまって、同じような単語で言い訳するという場面は、字幕でも吹き替えでも違和感があってネイティブしか笑えない感じになっていた。

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