『刀剣乱舞 ― 花丸 ―』03 刀剣男子→闇落ち→歴史修正主義者説を全力で応援します。

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『刀剣乱舞 ― 花丸 ―』

第03話「弥生 一万分の一なんですって」

あらすじ:日常。

ザックリと感想を

なにもない。

3話目にして、日常回です。しかもゆるいギャグテイストなので、キャラ同士の関係性が見えたりも進んだりもしない類の話で、絵日記に書いたら、今日は何もありませんでした、となりそうな日常。

冷やかしで見るくらいならスルーしていいくらいの密度でした。

ネタバレも何もないので軽く振り返り

前半、ショタのわりには太い声の短パンが、わらしべ長者する話。以上。

後半は、花を付けない大樹に、桜色の短冊に願い事を書いて飾ろうという話。以上。

後半の桜の木の話は、素直にいい話だと思った。

願いを込めて書けば叶う。そんなのはただのきれいごとだ。けれど、その桜色の短冊を大量につりさげた樹は、満開の桜のようで、願いがかなったような気にさせられる

各々の思いを抱えつつ、決して、持ち主が生きた元の時代で、望みを叶えることができない彼らの儚思いが形になったかのようだ。

何より、アニメとして、人の気持ちを画として見せることができている素晴らしい演出だと思った。

しかし、その直後、短冊を飾ったら蕾が付き始めたというオチがつく。

サイテーだ。

儚いとかそんなことではない。ただのキレイごとを本当に形にしてしまっては、それはただの脚本家の塩梅でしかない。

せめて気持ちだけは形にしたいという願いを(勝手に)感じ取っていたのに台無しだ。

いい話を盛りすぎて、結果いい話じゃなくなってしまった。

まあ、そもそも最初から論理性なんて一切ない。

いったん桜ではないと無駄な断定をした後に、桜になればいいなと脳みそとろけたような願望を口にして、それがなんの因果もなく叶う、というかなりアタマの悪い脚本なので、人の願いを形にするだとか高尚な考えはないと思われる。

今回の終わり際、大和も短冊を書く「沖田くんは僕が……」 続きが見えそうになったところでエンディング。

救い出す!ってことかしら。でも、沖田くん病死じゃないのか。

やっぱり主人公は、持ち主が討死している方が話がわかりやすかったと思う。

大和の願いを考えてみていきついたのはこんな説。もしかしてゲームで既にある設定かもだけど

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刀剣男子→闇落ち→歴史修正主義者説

刀剣男子たちの使命は、非常にモチベーションが保ち難い。

舞台となるのは、タイムトラベルが確立された未来。しかしそれを個人の利益のために使用してはならない。

刀剣男子たちは、あくまで悪用を阻止するためだけに戦っている。

なにもプラスにしてはならない。マイナスをゼロに戻すことだけが使命なのだ。

それだけで無情に思えてくる。消防士だって、その存在は知られているし、活動に感謝されることもある。しかし刀剣男子たちは、その存在は伏せられ、痕跡を残してはならない。

さらに極め付けが、自分の思い入れのある事件に駆り出されて、それに関わることは禁忌とされている。

たとえ、どんなに思慕を募らせようと、逆に怒りをぶつけたいと思っても、何もしてはならない。

嗚呼無情。

こんなのやる気でない。ただただ、何もなかったことにするためだけに人の姿を与えられ、命じられるままに戦うしかない。 疑念が起きるのが当然だ。 いったい何のために戦っているのか。

ゲームに関して言えば、プレイヤー=主のためともいえるけども、アニメでは空虚な存在だ。(本当に存在するかも怪しい)

それに歴史を修正した時、どんなリスクが生じるのか明示されない。

歴史修正の結果エントロピー増大で世界そのものが瓦解する、とかの説明はない。

もと時代の主を救いたい。そう思うのは無理からぬことだ。

刀剣の持ち主なんてたいていは良い死に方しないだろうしね。

整合性だとか説得力とかでなく、

そのほうが熱い。

もともと刀剣男子だった敵と戦うほうがドラマチックだ。

ただ日々に業務として火消しを行うよりも、放火犯を追いかけるほうが、ミステリアス。

そしてそれが元身内だなんてドラマチック。

それを断罪できるかというコンフリクト。こっちの方がエンタメではないでしょうか。

いまのままでは、登場人物たちの動機がふんわりしすぎで面白くない。というかなにも引っ掛かりがない。

でもまあ、冷静になって言えるのは、そこまでのものは誰も求めていないし。

アニメみたいに金がかかるやつは、“置きに行く”ほうがいいしね。

しかし、『くまみこ』で、挑む必要のない改変に挑戦したピエール杉浦の才気に期待したい。

闇落ち取り入れたらそこそこ鬱になると思うのでピエール好みではないでしょうか。