『REBIRTH リバース』カルトだと思うじゃん?

rebirth

『REBIRTH リバース』

2016・米

Karl Mueller

IMDb 5.1

Rotten Tomatoes Not Available

あらすじ:親友に誘われたらそこはカルトだった。

カルト宗教って題材に惹かれてNetflixで鑑賞。

ザックリと感想を

自己啓発セミナー的イベントに参加してみたら、引き返せないところまで来てしまった。

プロットから予想される面白さはある程度保証された感じです。

しかしながら、予想の範疇は一切超えてこないので、食い足りない。

でも劇中に登場する如何わしい勧誘ビデオは結構好きでした。

カルトっぽいカルトでしかない

カルト集会に誘われる。それ以上でもそれ以下でもない。

自己啓発を入口にして、洗脳して金を巻き上げる。皆さんがご想像するカルトでしかない。描かれる教団がフレッシュでもなければ、現実の宗教を揶揄していたりもしない。

『es』や『THE WAVE』のようなどんどんとエスカレートしていく様子もなく、『ゲーム』のようなどんでん返しもない。かといって『ファイトクラブ』のような異質なものでもない。

サスペンスの舞台建てとしてしか機能していないのが残念。

スタッフ、キャスト

Karl Mueller(カール・ミューラー)監督脚本。ホラー映画の脚本などやっているらしいが、過去作は全く知らない。

主演は、『キャビン』のマリファナ男、フラン・クランツ。ドラマでおなじみアダム・ゴールドバーグ。

スポンサーリンク

まとめると

悪くはないけど突き抜けない。

カルト集団が、暴力的な方に行くかと期待させ、突き抜けない。

エロティックな方向へ、突き抜けない。その正体は!肩すかし。

自己啓発カルト勧誘ビデオの場面は本当に好きだけど、それだけ見るにしては100分は長い。

↓ネタバレ感想↓

カイル(フラン・クランツ)は、いわゆる勝ち組といわれるような人間。

銀行のソーシャルメディア担当で、美人の妻と娘がいる。一軒家に住んでおり。収入も安定している。

しかし、上司にいいように使われたり、自分から強い物言いができなかったり、優柔不断で意思決定に欠けていた

そんなときに疎遠になっていた大学時代の親友ザック(アダム・ゴールドバーグ)と再会。

そして、ある集会を紹介され、他ではできない体験に誘われる。

怪しげな団体、リバースの紹介ビデオを見て、胡散臭いと思いながらも、親友のよしみで参加することに。

導入部はなかなかスマートに説明されていた。

主人公の気の弱さも、ありがちな上司の説教シーンとかではなく、目の前で話し掛けようとしているのになかなか電話を切ってもらえない、といった蔑ろにされている場面で共感を生む。

紹介ビデオの中で、カルト体験者の美女が、性的に開放されたと言っているのを聞き、興味を引く。

週末二日だけの体験というハードルの低さもあり、参加場所へ向かった。

最初に説明されるルール。

リーダーはいない

傍観者はいらない

口外しない

いつでも帰れる

ほぼほぼファイトクラブ

カイルは色々な“段階”を体験してみるが、集団の目的がわからず混乱する。

いつでも帰れるといわれたのになかなか外に出してもらえない。

実際に施設に入ってからは同じような場面が続くので退屈だ。

結局は禅問答的にはぐらかされるシーンばかり。

「このイベントは初体験だからなにもわからない」

「なにがしたい?」

「なにができるの?」

「なにができるとうれしい?」

正味これのバリエーションが3シーンほど続く。

女性の説明員が、暗に性的な行為をほのめかすあたりはエロティックで興味をひくものの、実際の描写はまったく盛り上がらない。『アイズ ワイド シャット』な展開にも転がらず。

頭がおかしくなりそうになりカイルは人質を取って脱出を図る。

しかし、それも団体の計算のうちだったらしく、集団に囲まれ、君は生まれ変わったと祝福される。

うんざりして外に飛び出し、自宅へ戻る。

家に帰ってみると、中のものが、リバース印の商品に代わっていた。ロゴTシャツやトイレットペーパーまで。

発狂していると、先回りしていたザックが現れ、必要なことをしたという、家族に手を出させまいとカイルが何でもすると懇願。

ザックは、銀行のシステムにログインしたい。ログインさえすればあとはこっちでやる。

最初から、カルト集団を運用するための金が目的だったのだ。

意外な事実のようでいて、予想を上回ったりしない。

ただの強盗でもなく、カルトの運用資金として金が必要なようなので、結局のところ、

カルトだと思うじゃん?カルトなんだよね。

という想像通りの着地。

結局、主人公は不正アクセスに手を貸してしまい。

最終的には、カイルの家族みんなでカルトに参加する。

というオチ。

本作で一番おもしろいのはエンドロール。

主人公がカルトで出世して、広告塔として活躍するさまがドキュメンタリーのように紹介される。

はつらつとしながら眉唾物のセミナーを紹介。

しかも序盤にでてきた感じ悪い上司も入信している。

途中は水素水みたいな如何わしい商品のPR時間などもあり、実在の宗教ビデオを見ているような気持ち悪さがある。(いい意味で)

しかも最後のシメは

詳細はWEBで

ぼんやりした本編だったが、最後のPRビデオは思わず検索してしまうくらいのいい出来だった。

スポンサーリンク

フォローする