『アクティヴレイド』1期、自らハードルを下げておくスタイル

『アクティヴレイド -機動強襲室第八係-』

あらすじ:警察のはみだしチームが謎のテロリストと戦う。
ゴローちゃん監督作と期待を膨らませると1話からぼんやりと始まって、しっかりと盛り上がって消化不良で2期へと繋がる。
そろそろ2期が始まるので、1期について。

総監督 谷口悟朗の名前に惹かれて見始めたがなんだかぱっとしない始まり方だった。警察機関内の特別チームが事件を解決していく。どうとでもなる基本設定の割に攻めるでもなくこじらせるでもなくフツーの第一話。

パトレイバーの焼きましにしてもお仕事ものとして煮詰めてた感じはしない。かと言って近未来SFとしてもこれといって真新しさはない。ドローンに拡張現実、SNSといった今時のアイテムもかじっている程度。気になるのは数年前の大災害という311を彷彿させる設定だが、1期のうちにはそれほどフィーチャーされない。2期で何を出してくるか気になるところです。

↓ネタバレ↓

谷口悟朗作品の特徴といえば非常にコンセプチュアルなところだ。一言であらすじを説明しただけで何それ面白うそうとなる訴求力がある。

しかし本作はそれが弱い。巨大な災害を乗り越えた近未来、パワードスーツを着て犯罪と戦う警察内のはみ出しチームが、新興テロリストと退治する。どこに比重をおいてるかがわかりづらい。1期見終わってもよくわからない。

テーマがぼやけていてもエンターテイメントとして突き抜けていれば問題ないが、それも弱い。個性的なキャラクターを提示していても掘り下げ不足で魅力薄。過去作の奇人変人たちには到底かなわない。

白鳥哲、子安武人といった変人演技強者をだしても声ばかりが立っていて、デザインも脚本上の役割も薄味。メインもサブも記憶に残る人物がいない。ネット用語になってしまいそうなパンチラインも生まれず寂しいばかり。
ただしその弱い作風が全体定期にマイナスかといえばそうでもなく、90年台のアニメってこんな感じだった気がする と思えてくる。これはこれくらいでいいといった許容の心が生まれてくる。

そうやってハードルが下がりはじめた頃に、テロリストの目的地がわかりはじめストーリーが加速していく。

さらにはオープニングが刷新されて期待感を煽る。最終話は足早におわってしまい消化不良な気もするが、2期があるからむしろプラスなのかもしれない。そんな感じで悪くなかったかもしれないなと思えてくる1期。さて続きはどうなるのか。

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