【ネタバレ】『メアリと魔女の花』

ネタバレのストーリー振り返り。

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『メアリと魔女の花』いろんな意味でポノック。
​ 『メアリと魔女の花』 Mary and the Witch's Flower 米林宏昌 2017・日 ...

面白い映画だったら。面白いところの話ができる。つまらない映画だったらダメなところで盛り上がれる。 でもよくわからない作品だと何を話していいかもよくわからない。

謎の魔女が、魔法の花、夜間飛行の種を盗み出すところから始まる。

魔法の研究所のような施設の外壁を逃げてい様は、飛空艇から逃げるシータのよう。 ジブリ連想は揚げたらきりがないのでもういいでしょう。

鹿をみたらヤックルと思えくらいの脳みそでは、ジブリでないものを探す方が困難。

魔女は、追っ手から逃げ切ったものの、力尽きて地上に落ちてしまう。

魔女のホウキ、花の種が森の中の残された。

時は流れ、主人公のメアリ登場。

メアリは両親の仕事の都合で、大叔母の家に引っ越し。

田舎で退屈しながらも、大叔母、侍女、庭師と仲良くなじんでいるようだ。

メアリのキャラクター像は映画を観終わってもよくわからなかった。退屈そうな顔をして田舎の風景を見ている様子では、どこか非日常を求めているようだし。 積極的に家事を手伝おうとしているのを見ると、現実をしっかりと生きているように見える。 庭師を手伝って花をダメにしたり、自分のクセのある赤毛を嫌っていたりするのは、自分に自信のない描写なのだろうか。

「変わりたい」そうセリフで表されてはいるものの、具体的にどんな現状に憂い、どのように変わりたいかは示されない。

ゆえにラストのセリフ「魔法はいらない」の持つ意味や、メアリが冒険を通してどう変わったかがまるでわからなかった。

さらに言えば、この映画が何を目指してどこに到達したのか、何がしたくて、何ができなかったのか。すべてがわからない。

メアリは近所の森の中できれいな花とホウキを見つける。その花のつぼみを潰してしまうと、青白く光り、握っていたホウキが宙に浮く。そしてそのまま雲の上の魔法の国へと連れて行かれてしまう。

この時点で、一度森に行って花を見つける。別の日にまた森に行ってホウキを見つけるという2度手間。 近所にすむ少年、ピーターと出会ったりはするが、仲を深めたりはせず、後半に活きてくる感じはしない。 一応いなくなった猫を探すという目的はあるものの、魔法の国へさらわれたなんて話は出てこないので別の話が始まったような感じがする。

百歩譲って、黒猫がいなくなった白猫を探すようにメアリをけしかけたという理屈は通るのだが、猫の鳴き声だけでは説明しきれきれていないため、どうせなら魔法で猫語がわかるようになればよかったと思う。もちろんジジとかぶるのを避けたかったのかもしれないけど、それなら黒猫はやめといたほうがいいんじゃないかしら。

空飛ぶホウキに連れられ、魔法大学に来たメアリ。大学の校長と出会い、魔法の花の話をする。花のありかを聞かれてとっさに近所の少年にもらったと嘘をついてしまう。

校長はメアリを見て、新入生だと勘違いする。べつに新入生が来る予定があったとか、あとあと本物が登場してメアリの素性がばれたりはしない。

森に2回入り、学園に2回行き、探してた猫が探さなくなったあたりで見つかったり、脚本が練られていないように見える。

魔法大学を案内される場面で、メアリが天才魔法使いだともてはやさる。今後のドラマに利いてきそうにも思うが、ここもよくわからない。偶然手に入れた魔法の花の力と、もともと持っている赤い髪の毛を同列に褒められるので、上っ面も本質も両方ほめてもらっていて虚しいのかなんなのか。

メアリは家に帰宅できたが、ピーターが行方不明になっていることを知る。すると校長からメッセージが届き、ピーターを返してほしければ花を持っこいと要求してきた。メアリは、自分の嘘のせいでピーターに危険が及んでしまったと後悔し、救出に向かう。

ピーターをさらった校長の物言いが変だ。「ピーターを返してほしければ花を持ってこい。持ってこなければ(メアリを)変身の刑に処す」異形のモノに変えられるのは恐怖だけど、いまいち何を言っているかわからない。どちらにせよピーターを助けに行くし、助けに行ったら、メアリが新入生を騙った件は不問になるってことなのか。葛藤にもならないし、二者択一でもないし、なんなんだ。ここもまた脚本が整理されていない。

ピーターを助け出しに行くと、ついでに行方不明の白猫もいた。

ピーターがさらわれてなかったらどうするつもりだったんだこいつ。

脱出しようとして、ピーターが出口を探そうともがく場面、「俺も大人になって、早く母に楽をさせたい。変わりたいのはお前だけじゃないんだ」 いわゆるテーマをセリフで言っちゃうやつ。な上に会話の流れがおかしい、いま変わりたいとかそんな話題は出てたっけか。

メアリは、救出に失敗し、花を奪われてしまう。

ピーターは校長の、花を使った実験台にされ、魔法生物に変身。

おそらく実験は失敗したのだろう。駿的液体に変身し暴れまわる。それを止めようとするメアリに対するセリフ「そいつはどんな魔法も使えるバケモノなんだぞ!」もはや実験が成功なのか失敗なのかもよくわからない。

魔法の本の力でピーターは元通り。二人で無事家に帰ることができた。

魔法の本の、魔法を解除する魔法も2回使われていて、盛り上がりに欠ける。

帰る途中、花のつぼみを一つ持っていることに気付いたメアリは「魔法なんていらない」そう言って花を捨てる。

よくわからない。のび太が秘密道具で調子に乗るみたいなシーンもないし、メアリが自分の願望をかなえたような様子はなかった。禍の元だと思えるような描写はいくつかあるが、それを学んだ様子はない。功罪の罪の部分だけを説明されてそれで手放すというのは、学習とは言えても学びのドラマとは言い難く感動も薄い。ってか全く心に響かない。 なにを目指してこうなったかがまるで分らないお話だった。

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