『ラブライブ! サンシャイン!! 』13 リーダーの頭ん中は輝いちまっているかい?

『ラブライブ! サンシャイン!! 』

第13話「サンシャイン!!」

あらすじ:モブ「あたしたちも輝きたいんで、一枚かませてもらうわ」

8話以降のぼんやりした展開に、感想を書く気もあまり起きなかったので放置していましが、13話は想像を絶する狂気を孕んでいたので思わず、間を飛ばして感想を書いてしましました。

展開がおかしいとか、つじつまが合わないとか言った今までの問題とはまったく別次元、もはや別事件。これはもう失敗などではなく、なにかが成功してしまっている。

ただ冷静な感想を言ってしまえば、失敗作だと思うけど、何を成功させたいかまったくわからない。それほどの混沌がひしめいている。

今回の感想は、ストーリーを追うというものではなく、そのように見えるという曲解が多く含まれています。

↓ネタバレ感想↓

ラブライブの地方予選に挑むため、夏休み返上で特訓を重ねるメンバー。

ギャグ交じりの掛け合いなどいつも通りの練習風景。強いて言えば、最近のハナマルさんの、ずらの安売りは感心しない。

練習が終わり、リコが投げ渡したペットボトルを受け取るチカが言う「夏は好きだな。熱くなれるから」

いきなりのポエム発言に少し嫌な予感が漂い始めるが、まだまだ平常運転。

どうせならペットボトルの投げ私は、リコとヨウの間で行われていたら、距離感の変化が描写できたんじゃないかなーなどと普通のことを考えていた。

練習を続けようとするチカにダイヤが釘をさす。「オーバーワークは禁止ですわ」

とあるμ’s リーダーのような失態は侵さぬとの脚本家の意思表示だろうか。

休憩しながら、学校説明会の参加申し込みを確認する。いまだに0のまま。

落胆しているとチカのクラスメート3人組が現れる。夏休みだが図書館の本を返しに来たようだ。Aquarsが毎日特訓していると聞いて感心するクラスメート。

あれすでにオーバーワークしてね?

クラスメートはAquarsの姿を見て感動した様子。「みんな輝いてる」

クラスメートもポエミー

ここから全シリーズ最高の、いやアニメ史に残るかもしれない狂気が加速していく。

クラスメート3人がチカに提案を持ちかける。「私達もスクールアイドルになれるのかな」

なにを言っていやがるんだこいつは。

矢継ぎ早にまくしたてる

「みんなこの学校が大好きなの。学校を救いたいって思ったり、輝きたいのはチカだけじゃない」

学校を救うことと、スクールアイドル≒輝くってことは別事柄だ。いったい何を言っているんだこいつは。言語が通じるかも怪しい物言いに驚愕していると、リーダーはさらに驚くべき反応を見せる。

チカはクラスメートの言葉にいたく感動し、すぐさま同意する「やろう!」

結論を出すまでにメンバーに同意を求める様子は一切ない。今まで努力してきたメンバーをしり目に、思いつきの参加者がステージに立つことになるという戦慄の展開。フツーのアニメでは起こり得ない緊張感。

だが、ただのおかしな展開ではなく客観的な目線が描写されていた。

チカの狂気に狼狽えるような視線をリコが向けている。

新しいアイディアにはしゃぐチカとクラスメート。それを見つめるリコの表情に明るさはなく何か思うところがあるようだ。それをあおるようにふっと風が一陣通り過ぎる。

この場面の終わり方は明らかにひと波乱あるとう演出の仕方だ。

現に、いきなり出しゃばってきた門外漢がいきなりステージに立たせろと言ってきている凄まじい展開。

文化祭の準備中に完成目途がたってきたころに参加しだすDQNみたいな図々しさ。

予選大会への決意を新たにするチカ。

学校説明かに人が集まっていないのは、まだまだAquarsの頑張りが足りないという。

「街も人も学校も、みんな素敵な場所。それが伝わってない」

違うよ!素敵かどうかじゃないでしょ。「Aquars素敵!沼津いいとこ!高校はあそこにしよう!」んなわけないでしょ。都内からなら電車で行ける秋葉とは全然違うんだから、いくら輝こうが何しようが、集まらないものは集まらないでしょ。沼津のほかの学校は定員割れが当たり前で遠距離通学が常識なんて設定があるのか。

そこでチカが決めセリフみたいに言う

「どうしても0を1にしたいんだ」

何言ってんだこいつ。8話で言ってたことは、スクールアイドルとしてのことで、さっきまで話してたのは廃校云々のことでまったく結びつかないよね。完璧だった8話を汚すのはやめてくれないかな。

当日、会場へ集合すると、暗い顔のクラスメートがいた。

落ち込んでいるようだ。誘ったけれどほかの子はこれなかったのだろう。

「みんなに何度も言ったんだけど」

ながい間。そうか何度も言ったけど来なかったのかー

「全員でどうしても来たいって」その言葉にこたえるように大勢の生徒が現れる。

かなりの人数が来てくれたようだ。

お前らどこに潜んでたんだ?っていうか今のくだりは何の意味があったんだよ?!

マジで練習もしてない有象無象が寄ってたかってステージに立つってのか?!

もはや世界観というか倫理観が臨界点に達しかけたその時。

リコが言いづらそうに口を開く「もっと早く言えばよかったけど、事前にエントリーしないとだめだって、ステージの近くに行くのも禁止だって」

マジで早く言えよっっとツッコミを入れそうになったが、ちょっと待ってほしい。この時点で会場に集まっている連中は、ステージに立てると思い込んで来た浅はかな連中だ。その連中を遠く会場まで連れてきてからのネタ晴らし。リコは観客の底上げのために黙っていたものと思われる。(そうじゃねぇとリコがあまりにアレすぎる)

クラスメートたちは、意気消沈しながらも、しっかり応援していこうと気持ちを切り替える。

よかった、横から首を突っ込んできてステージにまで出しゃばるようなおかしな展開にはならないんだ。ほんとうによかった。

そんな安心感もつかの間、本当の狂気はここからだった。

メンバーそれぞれが決意を新たにし舞台に上がる。

ライブが始まるかと思いきや、謎の寸劇が始まる。

「皆さんに知ってほしいことがあります。Aquarsが誕生した町はいいところで、でもその学校が廃校なってしまいます」

スクールアイドルのライブを身に来たら茶番の寸劇を見せられたでござるの巻。ミュージカルでさえない。厳密には芝居でさえない謎の語り。道化師のような珍妙なステップ、タップダンスもどきのSE。このアニメに付き合ってきた人からしてみたら百も承知なあらすじを大仰に振り返る。

8話の選抜大会について話すメンバー

「頑張って大会に出たけれど、投票の結果は0」

あからさまに落ち込んだ演技を披露するメンバーたち。あんなに素敵だった8話を汚さないで。

百歩譲って、大会中に勝手に寸劇の前ふりをねじ込んでもいいとしてもだ。

何言ってるんだこいつら。Aquars の紹介ならわかる。しかしいつの間にか話は、学校が廃校だのの話かと思いきや、これまで頑張ってきたことを、さも頑張ってるでございとアピールしてくる。自分からは努力を見せないのがアイドルなんじゃねぇの?別に挫折を経験したのなんて今大会参加者のほとんどだろ。なんなら全国6000組以上はお前らより下なんだから、そんな言い方されたらほかの連中が惨めすぎるだろ。

自分たちの決意を話、円陣を組むAquars「0から1」へ

延々と電波な論調を聞かされると感動も虚無へと期してしまった。その0って得票数の0なの?学校説明会の参加者数の0なの?

それにしても、今までアニメを13話見てきた視聴者でさえ困惑なため、この会場はどんな雰囲気かと心配になってくる。

絶対観客に伝わってない。伝わらないことを延々ひとり語りするなんて舞台に立つ表現者として最低もしくは狂っている。

そして曲が始まる。

CGモデルを一新したのか、映像はかなりのクオリティ。

でも寸劇に脳がやられてしまい、いい曲かどうかまったく判断できない。

ライブ中に、チカはふとダンスを中断し、天井につるされたライトを見つめる。

何かを感じと立った表情。

そして客席に叫ぶ「みんなで輝こう」

その声に応え、クラスメートたちがステージへ駆け寄って、そこでサイリウム降る。

ステージに近づくなというのはダチョウ倶楽部的なフリだったのだろうか。審判からの警告とかないんだろうか。2期の始まりが失格になるところからスタートだったら納得できるが、これはいったいなにを表現したいのかわからない。

他のメンバーは全くついていけていない様子で、踊りもやめてしまい、ただただリーダーの暴走を見守る。そしてほかのメンバー同士顔を見合わせ笑顔になる。

リーダーの暴走はしかたがないといった悟りきったリアクションのようだ。

さらに幻覚描写は加速していく。

ライブ中突然リーダーは舞台から駆け出してく。走っていくと扉が開き、そこは浜辺になっていた。

テリー・ギリアムの悪夢みたいだ。

そして浜辺にはリーダーだけでなくほかのメンバー全員が集合している。

「この9人で、ここから生まれたこの輝きで 叶えてみせる」

全力のポエムセリフ。状況とセリフに幻惑してどう理解していいかもわからない。

全員で声をそろえて「君の心は輝いてるかい?」

完全に頭ん中が輝いちゃってる描写だ。新種のドラッグ「シャイニー」をキメてしまっているのかもしれない。

前回から続いて、緩いまま2期に続いていくかと思いきや、劇場版を超える超ド級のドラッグ描写満載のトンデモ回だった。いっそのこと2期はこっち方面で邁進してくれたら別の意味で楽しみ。

いかようにも無難に作れたはずの、1期最終話。一体に何に挑戦しようとして、何を成し遂げてしまったのか。

それにしても観客席急斜面すぎね?

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