『ラブライブ! サンシャイン!! 』07 相応なリアリティへの帰結

『ラブライブ! サンシャイン!! 』

第07話「TOKYO」

あらすじ:東京さ行くずら。

徐々にギャグアニメにシフトしてきたような雰囲気がある。完全にギャグに走ってはいないものの、キャラクターたちのやり取りだけで間を持たせる、ゆるめのコメディ日常モノといった感じ。

顕著なのは前シリーズのような大イベント前の湿っぽいシリアスが一切ないところ。

緊張に際しての落ち込みと立ち直りがかなりカラッとしていて無駄な引っ掛かりを生まないさわやかなものになっている。

スクールアイドルのトンデモ設定もベイブレードや遊戯王などにおける競技の位置づけまでリアリティを広げられていると感じた。

むしろ違和感なく見られてしまい、花田ウォッチャーとしては寂しい限り。

↓ネタバレ感想↓

前回のPVでランキングが急上昇。ランタンがきれいだったからと99位に。

ダンスとか関係ねぇ。

ランクアップにより、スクールアイドルワールド運営がライブへ招待する。東京さ行けるとはしゃぐご一行。

各々の田舎者ギャグで個性を発揮していく。

一方、理事長と生徒会長は意味がありそうな会話。

「私たちが超えられなかった壁をこえられるかも」

「失敗したら大変なことになる」

なにか言っていそうで何も言っていない。花田らしい前振り。学校運営にかかわると、含みのある言い方しかできない世界なのか。

東京行きに際し、気合の入った堕天使さんフルメイクで登場。

たまりにたまった堕天使キャラを開放できるとよろこんでる。もしや、トゥレット障害みたいなものなのだろうか。

東京観光に興奮するメンバー。

件のいかがわしい、アイドルグッズ店にも足を運ぶ。

肖像権云々言っている奴はもういないだろう。

そしてかの神社に訪れる。μ’s が駆け上がった伝説の階段へ。

この世界では、神田明神がフィラデルフィア美術館と肩を並べている。

階段を登り終わると、超現実シーンがはじまる。

境内には、これ見よがしに歌う二人組が。

おそらくライバルになるであろうキャラクターが登場。

この場面はいい意味で現実味が全くない。階段を登り終わるのを待っていたかのように、タイミングばっちりに歌い始め、そしてハモリ。すれ違いざまに新体操ばりの回転ジャンプを見せて身体能力をアピールしてくる。

キャプテン翼など、少年漫画のライバル登場みたいでバカっぽさがむしろ外連味になっている。

お約束とばかりにライブ会場で再会するのも昭和っぽくて好きだ。

メンバーは舞台袖から客席をみて観客の多さに驚く。

ライブ直前ルビィさんがみんなの期待に応えるなんて無理だと消極的になる。

それをいつものように励ます花丸さん。

以前だったら、切羽詰まったBGMを流して全力のシリアスを演出しそうなものだが、今回はあっさりと立ち直る。

ルビィさんの消極性は前々回で解消されている問題であるため、本来は表に出てこないはずだ。

今回は軽いタッチで落ち込み復活を描いているので、彼女が強くなった証しだと好意的にとることもできる。

何より、全体のコメディ味付けにふさわしい薄味のシリアスなため納まりがよくなっている。

今まではいきなり濃いめかつ見当はずれのシリアスで食傷してしまったが、花田のバランス感覚は目に目て進化している。そろそろ敬称を付けなくてはならないやも。

舞台袖から来客を確認するなんて常識的なこといままでだったらできていなかった。

ますます今後が楽しみだ。

『ラブライブ! サンシャイン!! 』08 ご存じでしょうか。花田十輝という優秀な脚本家の名前を。
『ラブライブ! サンシャイン!! 』 第08話「くやしくないの?」 あらすじ:東京にきたはいいけれど。 花田十輝先生の最高傑作! ...

スポンサーリンク