『ラブライブ!』2期 10 それはとっても素敵だなって、まあ結論だけはね。

『ラブライブ!』2期

第10話「μ’s」
あらすじ:素敵なキャッチフレーズができました。

サブタイトルはμ’s
そしてキャッチフレーズを考えるというお話。
今回で、μ’s の存在意義であるとか、メンバー各々の思い。本大会に向けて決意を新たにするという重要な回だ。

しっかし、相変わらずの準備不足、根回し不足のなか素敵な結論だけを掲げてしまう。
餅配ってる場合じゃない。

この回を失敗してしまうと、ライバルもいなくなっている状態でどのように話を引っ張っていけるというのだろうか。

↓ネタバレ感想↓

年明けのなんだかんだ。
時間感覚がおかしな部分もあったけど、いつもの花田時空。

前回から勝敗がわからないまま、話が進む。

すると初詣に行く途中、アライズメンバーとであう。

ここで屈指の名シーン(正当な意味で)
階段上に立つアライズ。
見つめあい軽く挨拶を交わす。
そして、μ’sは階段を上り、アライズは逆に降りていく。
すれ違い、アライズが階段下まで降り終わってから声をかける。
「頑張って」
言葉の少ない場面だが、階段という舞台立てで、力関係が変わったとビジュアルで分からせる非常に映画的な場面だ。
素直に感動した。
いつも、結果を見せない花田進行にイラっとすることも多かった。
しかし、この場面があるので後付的に非常に有意義な省略となった。ありがとう花田先生。(偉いのは演出家だけども)

その後、本戦出場チームたちの情報を調べ、キャッチフレーズが必要だという話に。

その際、PC画面にはほかのスクールアイドルたちが。今回の大会に限ればアライズよりも格上のグループのはず。だが、扱いも、ビジュアルもイモ以下。ただの有象無象で、今後の展開になんら影響を及ぼさないことがわかる。
つまり、スポーツ大会的に、競争という面では盛り上げないつもりらしいが、どのようにお話を作っていくのか。

コピーライトに苦慮するリーダーは妹に意見を乞う。
曰く「危なっかしいというか、応援しなきゃっておもう」
これは、アイドル論として納得の行くセリフだ。
アーティストになくてアイドルにあるもの。それは伸びしろだ。
『舞妓はレディ』のセリフで「若い娘が頑張っているのを見て、そこにお客は人生の春を見る」と言っていた。
努力の先に見える可能性をめでるそれがアイドルの魅力の一つだ。

妹の言葉を受けて、周りにお礼をしないとと思い至る。
前回の八甲田山救出隊はじめ、世話になった人たちに餅を配る。

その後、優勝祈願に訪れた神社で納められた絵馬を見つける。
μ’s への応援や、健闘を祈る文言が並んでいる。町中の人たちが、 μ’s を応援しているのだ。
そしてキャッチフレーズが決まる。みんなの力で成長する。一緒に成長できるのが、ほかのスクールアイドルにはないμ’s の個性だと。
「みんなで叶える物語」

感動的なフレーズだ。
しかし
これで、感動したりはしない。

町のみんなだとか、学校の仲間だとか、誰一人として個性がない。
八甲田山救助隊だって、ただのモブ連中だ。1期の終盤同様、ちょうどいいときに都合のいいことをしてくれる便利屋でしかない。
『たまこラブストーリー』の終盤の展開のように、町の人々の立像がしっかりと結べているからこそ、描けるものがある。商店街の人々にお互い大切な人がいることがわかり、それによって主人公が心動かされる。

おそらくはそういった。不特定多数の暖かさによって感動を生みたいのだろうが。

このアニメに出てくるのは、”μ’s とそれをささえる人々”ではなく”μ’s と便利な書き割り”だけだ。

周囲の都合よく動くゾンビどもをみんなとか言われても、到底感動には及ばない。

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