『地獄に堕ちた三人組』隙間あれば下ネタを捻じ込む。

『地獄に堕ちた三人組』
Hell and Back
2015・米 トム・ギアナス Ross Shuman
IMDb 5.3
Rotten Tomatoes Not Available

あらすじ:呪いで地獄に吸い込まれた友人を助けに行く

日本語での情報が一切なく、IMDbくらいしか情報がない。人名もカタカナで検索結果が出てこないような人たちだ。
トマトメーターでさえ数値化されていないため海外の評価もよくわからない。
反面、声の出演は超豪華。ミラ・クニス、スーザン・サランドン、コメディファンにはなじみ深い、ニック・スウォードソン、T・J・ミラー、ダニー・マクブライド、そしてブレイキング・バッドでおなじみボブ・オデンカーク。
監督の過去作はほぼみたことがない。
町山智弘氏がラジオで紹介していた、キリスト教を茶化しまくったクレイアニメ、Moral Orelだけ聞いたことがある。
今回の題材は地獄なので、宗教知識があればもっと楽しめたかもしれない。
特徴としてはとにかく下ネタしかいわない。セ—からファ–は当然のこと、オマ–やらアナ-などバリエーション豊かに隙間なく配置されている。それによって会話の店舗が悪くなるほどだ。
こんなにマイナー作品なのにNetflixでは日本語吹き替えもある。テレビだったらピー音しか聞こえないような下劣なセリフもしっかりと充てられている。
映画で初めてシビアンなんて単語を聞いた。(覚えないほうがいい単語)
クレイアニメとしては完成度が高く、デーモンや下っ端のモンスター、地獄の描写は見ていて楽しい。
しかしストーリーより下ネタが優先されているような感じで満足感はあまりなかった。

↓ネタバレ感想↓

さびれた遊園地が舞台、アドベンチャーランドへようこそ。みたいに、人が集まらず、機械がところどころ壊れていて、運営も立ち行かない。男友達三人が働いていて、将来は見えてこない。

この辺りは、下劣なジョークを交えながら、青春ものとして始まるかと思った。
三人のうち一人が、遊び半分でミントを交換するという呪い契約をして、実は持っていなかったという賞もない理由で呪いが発動し地獄へ吸い込まれてしまい、二人が助けに行く。
しかしどうにも、地獄がゆるーい感じで危機感はない。
切羽詰まったシチュエーションより、ギャグで笑わせるタイプ。しかも下ネタに偏りすぎ。

途中出てくる下っ端悪魔二人の会話なんて、話の上では全く不要。
また地獄に堕ちた別の人間たちが歓迎されている様子が延々と映される。
地獄の炭酸は気が抜けていて、ピザハットの看板があるのにタコスしかない。そういったユルユルな地獄描写は楽しい。カットになったネタも多いらしく、子供用の小さい椅子に座らされるといったものがエンドロールの時にいくつか流れる。
ここの逆は好きなものもあった。シビアンとか。
しかし下ネタ一辺倒で、シチュエーションとてのわらいも、地獄ネタ以外位にバリエーションがない。
手数が多いのでいくつかは笑える
「女をはらませた黒人みたいに俺は、自由を選ぶ」ってセリフは爆笑した。
地獄から脱出する場面でオルフェウスが出てくるとか、ほかの要素も絡むものの、結局は、小さいころ、木の化け物に後ろからやられたとかそっちのはなし。
落ちも、実はミントを持っていて、それを返したら解決という肩すかし。
笑いもストーリーも散漫で途中で飽きてしまう。
キリスト教的地獄に造詣があれば面白いのかもしれない。

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