映倫はG指定こそ理由を明確にすべき!『ミュージアム』全年齢の謎。

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ようやく映倫のHPが更新されて、『ミュージアム』の審査結果の項目が確認できたので、それについての雑感です。

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『ミュージアム』前半、セブそうでセブくない、少しセブいセブン。
『ミュージアム』 2016・日 大友啓史 IMDb 5.8 Filmarks 3.8 良 ...

危険!どなたでもご覧になれます

『ミュージアム』は、試写会の段階から、その残虐性が話題になっていた。

描写がすごい、ではなく、ほんとに全年齢でいいの?という話題だ。

じっくりとは描写されないものの、血まみれの死体、殺害場面、欠損描写が満載。にもかかわらず、映倫の評価はG指定、全年齢作品と言う扱いだ。つまりプリキュアレベル。

いったいどんな理由かと、指定理由を知りたくて、HPの更新を楽しみにしていたけども、10月分のリストには載っていなかった。

10月中旬には試写会を終えいている本作。にもかかわらず。10月中に審査されていないのはおかしいと思い、なにか問題があったのではとわくわくしていたら、ようやく、12月12日にHPが更新された。

ミュージアムの審査日は11月4日、公開のわずか10日前。

そして指定理由は、無し、あらすじの中には、殺害、殺人事件というワードが含まれていながら、この評価。

これくらいなら、子供も見ていいよ!(映倫のお墨付き)

同月審査されている『バイオハザード:ザ・ファイナル』はPG12、

簡潔な殺傷・出血、肉体損壊の描写がみられるが、親又は保護者の助言・指導があれば、12歳未満の年少者も観覧できます。

となっている。

ミュージアムは、血まみれの死体が映るし、冷凍された女性の死体の陰毛が映るけど、誰もが安心して見れると映倫が太鼓判を押している。

審査日が同じ『きんいろモザイク Pretty Days』と同じだと、偉い人たちが協議して決めたことだ。(映倫審査料、9万円也)

大友監督もこの審査結果には驚いたらしい。 そして、映倫マークをもじって、危険!マークを付け加えた。もちろん大人へ期待感を煽る意味もあれば、子供への注意を促すための配慮でもある。

気を使う担当の映倫がまったく気が利かないから製作者側が気を使っている。

ちなみに2015年『グリーン・インフェルノ』では、

R18大人向きの作品で、極めて刺激の強いカンニバリズム、人体の解体、殺傷・肉体損壊の描写がみられ、標記区分に指定します。

となる

あれ?ミュージアムは?

カニバリズムはフェイントだったらから良いの?

人体を真っ二つにしても断面を下にしておけばいいの?ねぇねぇ?

Gの規定は、

この区分の映画の主題又は題材とその取り扱い方は、小学生以下の年少者が観覧しても動揺やショックを受けることがないように慎重に抑制されている。

簡潔な性・暴力・麻薬や犯罪などの描写が多少含まれるが、ストーリー展開上で必要な描写に限られ、全体的には穏やかな作品である。

G 区分の作品には、より大人向けの作品もある。一方、幼児、小学生が観覧の主体となる作品では、より慎重な描写、表現がなされている。

好意的な見方をすると、どうせ子供なんて見ねぇからよしって判断なのか。だったら映倫なんて存在しなくていいじゃん。

やっぱり、この連中の中では、 プリキュアとミュージアムの二本立てでも問題ないって判断ってことでしょうよ。

パパママは安心して、ミュージアムを家族で見に行きましょう。幼稚園での上映会もできるし、なんなら胎教に使ってもいい。

いままで犠牲になってきた映画たちは、無駄死になのか

一番不満に思うことは、今まで映倫が冒してきた蛮行、『チャッピー』でシーンをカットしたり、『ドラゴン・タトゥーの女』でモザイクをかけたり枚挙にいとまがない。そのような愚行も映画ファンは許容するしかなかった。それは、年齢制限を設けることで、映画産業自体の間口を広くするとか、客層を広く確保とか、そういったお為ごかしのために許してきた。

にもかかわず、『ミュージアム』は幼児だって見ていいなんて言い出すのは、今まで我慢してきた意味なんて全くないって言われてるようなもんだ。

『フローズン・タイム』の恨みは今でも忘れない。主人公が幼いころに見て生涯を決定づける衝撃的光景がぼかしでまったく見えない。理解できない映画にまで地位を貶めた映倫の功績はおぞましいものがある。

配給会社との兼ね合いもあるってのは知ってはいるけど、『ミュージアム』はPGでもR15でも規模が変わるとは思えない。

Gこそ指定理由が必須だ

映倫のHPでは、G指定作品については、まったく指定理由が説明されない。簡略なあらすじが描かれているだけだ。たとえあらすじの中に殺害の文字が入っていても、GはGだから説明不要だと言い切るようなやり方だ。

それ以外は、定型文で説明される。簡潔な暴力描写、性愛描写でPG。刺激の強い以下同文でR15。非常に刺激の強い以下同文でR18。言わばコピペで説明になっていない。

定型文だとはいえ、制限が付きの作品は一応の説明がある。しかし、R作品の指定理由を気にする人なんてこの世に存在するのか?

「週末子供と一緒に『新妻不倫 夢で濡れる女たち』を見たいけど、子供も見れるんだろうか」

なんて人間はいないだろう。

見れそうな作品こそ、安心して見れるのか説明するべきだ。

「話題の『ミュージアム』は全年齢だけど本当に大丈夫かな?」

って人はいると思う。

少なくとも、現段階の説明内容からわかることは、きんモザとミュージアムは映倫的に同一だ、と言うことしかわからない。

映倫の問い合わせ番号はこの疑問に答えてくれるのだろうか

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