『ディレイルド 暴走超特急』見る価値がないを通り越して、見ても理解できない。

『ディレイルド 暴走超特急』

Derailed

2002・アルバ・米

ボブ・ミシオロウスキー

IMDb 3.9

Rotten Tomatoes 0%

不可

あらすじ:暴走特急でアウトブレイク

とりあえずヴァンダム、くらいの軽いノリでNetflixで鑑賞。

ザックリと感想を

雑な脚本、下手な演出、そしてあまりにも短すぎる編集。感想を持つ以前に視認することが難しいレベルの映画でした。

トマトメーター0%達成の本当に、本当に見る価値のない作品です。

全編見過ごすような速さで

余りに早いカット割りで、何が起こったか後々知ることはできても、今現在何が起きているかは一切わからない。

全編がそんな場面ばっかり。

IMDbトリビアによると、1ショットの平均の長さが1.53秒。長編映画としては最速の短さでチャカチャカとカットが変わる。

その上、いまどきアイリスアウトやらクロスフェードを多用している。Windows ムービー メーカーのエフェクトを見つけてはしゃいでる小学生みたいな編集だ。

かろうじて、お話の流れがわからないではない。しかし映像は一切理解することができない。

直視できないゴミ映画。

ダメなのが映像だけだったらいいけど、直視でないのは演出とか脚本とかすべての要素を含む。

アクションではもとより通常の会話シーンも訳が分からない。話してる人間が立ってたり座ってたりするなんて映画研究部でもやらないレベル。

映像がわからない映像芸術なんて見る価値があるのか。もはや映画ではない。

話も見せ方も下手、しかも本筋と関係ない追加されていく、暴走する列車の中で、女学生のバイオリンが壊れたことなんて誰がキにするんだ?

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まとめると

ダメな映画の中でも最底辺。

クソゲーで言うなら操作ができない。遊べないレベル。

映画未満だ。

ジャン=クロード・ヴァン・ダムだけで著名なスターも出ていない。

ヴァンダミングアクションもカットで誤魔化しているのかさえ分からないほどにカットされまくり。

もはや、一切動かず、カット変わりで敵が倒れてたほうがギャグとして面白いぞ。(カン・フューリーで構えただけで敵がやられるシーンがあったし)

すべての要素から言って、全く見る価値がない。

唯一価値を見出すとしたら、映画学校の教材として、反面教師となるくらいだろう。

↓ネタバレ感想↓

映画もまた編集である――ウォルター・マーチとの対話
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オープニング場面、重なる字幕が、80年代のテレビ映画みたいな安さ。すでに嫌な予感が漂う。

スロバキアの軍事施設にガリーナ(ローラ・ハリング)が盗みにはいる。

尺稼ぎ。

どこに忍び込んで何を盗んだかはあとあとセリフで説明されるので一切不要。しかも主人公は途中まで知らないことだから、それも伏せておいたほうがミステリー要素として生きるはず。

何の価値もない導入部。もちろんこの映画に価値などないのでそこを論じても仕方がないのだけど。

NATOの工作員ジャック(X ジャン=クロード・ヴァン・ダム)は、家族旅行中に仕事の依頼を受ける。

仕事は家族に秘密なようで、商談相手と列車に乗ると嘘をつく。

旅行を抜け出すのに反感をかいながらも、家族関係は円満な様子。80年代アクションらしい離婚の危機はないんだと意外に思ったら、後半それを上回るウザい展開が用意されていた。

仕事の内容は、ガリーナをスロバキアから逃がすこと。盗み出したケースを無事届けることだ。

「空港は危険だ」の一言で列車でスロバキアからドイツへ向かうことに。

理由になっていないが、まだ導入部だ。良しとしよう。また、あとから考えると、この依頼主が黒幕なので、無理やり列車を選択するのは納得できる。

ガリーナは普段は、サーカス団員として活動する女泥棒だ。

ルパン三世なみのリアリティ。しかも登場シーン以外サーカス要素関係ないし。

ジャックは劇場にガリーナを迎えに行く。

するとスロバキア軍隊が押し入り盗まれたものを取り返そうとする。何とか劇場のワイヤーなどを駆使して脱出。

劇場のライトを作動させ敵をひるませる。

そして映画を見ている観客もひるむ。ストロボと細かいカットで何が起こっているかさっぱりわからない。

ワイヤーもふんわりと上り降りする安全使用。アクションとして面白そうな舞台を無駄に終わらせる。ジャッキーだったら椅子ひとつでもっと面白いことができる。

劇場の外にも軍隊が押し寄せている。

気づかれないようにタクシーを強奪、速攻気づかれてチェイス開始。

タクシーに乗った時点で注目されてなかったんだから客として乗ればいいのになぜか運転手を路上に投げ出して注意を引く、そして追われる。

ここのカーチェイスは景気がいい。街中を走りまわって、車が何台もぶっ壊れえて爆発で〆る。

CG時代に見ると贅沢に感じる場面だが、もちろんカット割り過ぎでどこをどう走ってどっちに行ったら逃げ切れるかなんてことは分からない。

スリルはない、カオスがあるだけ。景気よく物が壊れるだけにしっかりと見れなくて残念。

駅に到着、乗車時には軍の検問があったが、変装が功を奏して通過できた。

ここで、二人がはぐれそうになるけどやっぱりいたという無駄な展開がはいる。その間30秒。なんの意味もないシーン、なんの意味もない映画。

検問場面も無意味。パスポートと女を見比べ眼力を高める兵士。そしてOK。何の意味もない。

そこは、荷物を落して気をそらすとか何かきっかけがあって場面が進むのが普通じゃないの、駄目っぽいけどよかったなんて何の意味もない。

この映画に意味はない。

客室で休んでいると、なんと妻子が訪ねてくる。ジャックの誕生日のサプライズのため、列車に乗り込んでいたのだ。

そして、ガリーナを見て、浮気相手と勘違いして気まずい雰囲気。

関係ねぇ!まったく本筋と関係ねぇ!!

なにこれ、本人の落ち度が一切ない、夫婦間の不和なんてコメディでしか許されないでしょ。

あとあと話せば納得してもらえたし、何の意味もない。本当に意味がなさ過ぎて呼吸困難になりそう。

一方、まじで一方、いくらなんでも一方。だって関係ないんだもの、

一方、ラウンジ車両では、いろいろな客がいた。

ナンパに失敗して落ち込んでいる石油ディーラー

WHOで働いている彼女をを追いかけて列車に乗った若者

苦労して高いヴァイオリンを買った女性音楽家

なにそれ関係ねぇ!何コレ?何ナノ?

途中立ち寄った駅でテロリストたちが乗り込んでくる。携帯電話の妨害装置を作動させ助けも呼べない状態。

このときガリーナの持っているケースの正体が明らかに。天然痘の突然変異であるウイルス兵器だったのだ。

それは序盤から匂わせて危機感をあおるべきだろ。マイケル・ベイだって『ザ・ロック』でちゃんとやってたよ。

テロリストはガリーナの居場所を探すべく、乗客をラウンジに集めて詰問する。

その脅威を示すため、汗水たらして働いてやっと買うことのできたヴァイオリンを破壊するのだ。

ヴァイオリンを壊しちゃうなんて、とんでもない凶悪犯だ! 何コレ?

そして、知らないと言った男を射殺。人を殺すことになんの躊躇もない。

人を殺すならまだしも、ヴァイオリンを壊すだなんて!なんて恐ろしい男!

ガリーナを探すテロリスト、ジャックも応戦するが気絶させられ、ガリーナは、ウイルスを奪われそうになる。

もみ合う中、ケースを落してしまいビンが一本割れ、ウィルスが漏れ出てしまった。

緑色の粒が空調に紛れるイメージ映像。テレビの再現VTRなみの演出。

奪い合いの場面がスプリットスクリーンで2分割で描かれる。

同じ場所にいるのに分割する。何コレ?

別の場所で起こっていることを同時に描ける演出を同じ車両にいるのにやる意味とは。もちろんない。

ジャックは止めを刺される前に目覚めて、積み荷のバイクで列車を抜け出す。

テロリストの手下がボスに報告「落ちて死にました」

いったん居なくなったと思わせて活躍する。『エアフォース・ワン』方式だ。

と思ったら、

窓の外をバイクで並走するのを見つかってすぐに生きてることが知られる。

何コレ?

一旦生じかけた面白みを投げ捨てていく方針でもあるのか。

一方ラウンジの中ではウイルスに感染した若い人たちが具合を悪くしている。

医者であるジャックの妻は、看病しながら、気が付く。

天然痘かもしれない。

そして、1973年に根絶宣言しているからそれ以前には予防接種があった。だから若い人だけに症状が出ているとわかる。

へー

でもやることと言えば、バーの氷で冷やしまくるだけ。医者の設定も天然痘に気づくのも何の意味もない。

結局ラストで治療するまで解決はしないからどうでもいい。

そもそも、ウイルスといえば、その威力を説明すべきだろうに、感染からどれくらいで発症、どのような症状が出て何時間で死ぬか。そういうタイムリミットがサスペンスを盛り上げるのに、なにもわからない。

ただ高熱を出してうなされるばかりいつごろ死ぬのかさっぱりわからず。

クソ生意気な子供が半分仮病みたいな微熱でプリン食べたいとか言ってくるレベルのウザさ。

お前らどうせ死なないだろうからカメラに映るなよ。

感染するなら『アウトブレイク』と『コンテイジョン』見てから出直して来いよ。

と思ったけど、コンテイジョンより古いですねこの映画。

国境に近づく列車。

ドイツでは、ウイルスの蔓延を防ぐため、橋を爆破する作戦が進行中。

他に手段はないのか。という考察は省きました。ないったらないんです。橋を爆破です。

辛くも列車を切り離して停車。ラウンジにいた客は無事。それと切り離しのごたごたでテロリストは死亡。

WHO到着、新型ウイルスだけど案外大丈夫らしい。

新型ウイルスが聞いてあきれる。結局ウイルスで死んだ奴一人もいないし。この設定自体全くなしでいいよね。

そして忘れてた設定がいきてくる。

若い男は、探していた恋人と再会できたのだ。

「ほら、彼女がWHOで働いてるっていっただろ」

どうでもいい。

よくもこんなどうでもいい要素が思いついたな。

ヴァイオリンを壊されて落ち込んでいる女性を励ます石油ディーラー

「新しいやつを買ってあげるよ」

別にお前のせいでもないし、なんなのこいつら

89分しかないのによくもまあ、こんな無駄なシーンばっかり詰め込んだな。ここまで隙のないゴミ映画を見たの本当に久しぶりだ。