『エイプリルフールズ』私たちいまから面白いこと言います。

『エイプリルフールズ』

2015・日 石川淳一

IMDb 6.5

Filmarks 3.4

不可
あらすじ:実はウソでした。

合コンに行ったらメンバー全員が、俺っていつもお笑い担当なんスよ。と言ってきて、トッテモタノシイ会話に花が咲いたみたいな映画。
終始オモシロソウな人たちがオモシロソウなことをしている。三谷幸喜作品を煮出して結晶化したみたいなオモシロ映画。

↓ネタバレ↓


人生をロングショットで見るのが喜劇というが、この映画の登場人物は全員がクローズアップでドヤ顔してくるので腹が立つ。また話が適当なくせして、後付展開でうまいことやった気になっている脚本家の顔が見えるようでまた腸が煮えくり返る。
妊娠しているのがウソと思いきや実は本当に妊娠していたという展開。うつぶせになっている登場シーンでそのあと腹にタオルを詰める。そんな場面を入れておいて、ラストには本当に妊娠していたと発覚するが、脚本家が卑怯なだけでうまくもなんともない。せめて腹が冷えるからタオルを入れてたとかそういったエクスキューズがまったくない。つまり観客への気遣いがまったくない。
また倫理観もかなりずれていて、本命の女の子がいればヤリチン男でも純愛に着地できると思ってる。

避妊を怠って、ヤリ捨てるような男が父親になってもろくなことにはならない。哀しいシングルマザーが主役の続編でも作る気なのか。

娘を風俗店に連れて行って現実をみせることがいい教育だと産業従事者を見下してる。

末期癌だったらなにをしても許されると思ってやがる。

いい話に着地させて跡を濁さずという意図かもけどだが、とにかくいい話の感覚が狂ってるので淀みしかうまない。
また皇室関係者に対する市民のリアクションがおかしい。皇室内情を知らなくても脚本はかけるが、一般市民の認識を描けないのは脚本家として失格だろう。コメディはコモン・センスとのズレがおかしみを生むものだけど、肝心の一般認識が異常なので笑うというより、ドン引きだ。
リーガルハイなど他作はみていないので断言はできないが、この映画をみて、古沢良太は渡辺雄介波の才能の持ち主だと思えてしまう。

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